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大腸カメラ検査の受診率について

目次

1. なぜ大腸カメラ検査を受けた方がいいのか
 1-1. 大腸がんの罹患数と死亡数について
2. 大腸カメラ検査を受けている人ってどれくらいいるの?
 2-1. 大腸がん検診の受診率
3. 当院の大腸カメラ検査について
4. まとめ


1. なぜ大腸カメラ検査を受けた方がいいのか
大腸カメラ検査を受けた方がいい理由として、日本の大腸がんの「罹患数」と「死亡数」が挙げられます。
2019年から2020年における日本の大腸がんの罹患数や死亡数(※1)は、同年のアメリカの罹患数・死亡数の数値とほとんど変わりません(※2)。単純計算すると、アメリカの人口は日本の人口の約2.6倍なので、大腸がんの罹患数・死亡数も約2.6倍もいるということがわかります。この圧倒的な罹患数・死亡数の差は、それぞれの国の「大腸カメラ検査・大腸がん健診」の受診率に理由があり、日本は世界的に見ても大腸がんにおける危機管理が乏しいと言えます。
こちらの記事では、大腸カメラ検査や大腸がん健診の受診率や、その必要性についてお話いたします。
(※1:2019年、厚生労働省人口動態統計)
(※2:2020年、アメリカ対がん協会推計)

 

1-1. 大腸がんの罹患率・死亡率について
日本においては、1990年代半ばまで男女問わず大腸がんの罹患数が増加していました。その後、高齢化の影響を取り除いた年齢調整罹患率を見ると、増加ペースは若干緩やかになっていますが、大腸がんの罹患率は依然として上昇傾向にあります。特に、40歳を過ぎると罹患率の上昇が始まり、50歳を超えるとその増加率はより顕著になります。がんの発生部位別の罹患数では、大腸がんは、男性では前立腺がんに次いで第2位、女性では乳がんに次いで第2位です。さらに死亡率を見ると、男性女性ともに肺がんに次いで第2位となっています。罹患率、死亡率とも男性は女性よりもやや高めとなっております。大腸がんは罹患率、死亡率ともに上位の主要ながんといえます。

(出典:国立研究開発法人国立がん研究センター, 最新がん統計, 「部位別がん罹患数(2019)」2019.)

(出典:国立研究開発法人国立がん研究センター, 最新がん統計, 「部位別がん死亡数(2021)」2021.)

 

2. 大腸カメラ検査を受けている人ってどれくらいいるの?
2-1. 大腸がん検診・便潜血検査の受診率に関して
日本において、便潜血検査による検診を行政が進めていますが、その受診率は統計によってばらつきがあるものの、男性で49.1%・女性は42.8%(※3)であり、男女合わせた数値は45.95%と、5割を下回るとても低い数値になっております。国民の半分が受診しているなら高い数値だと感じたかもしれませんが、アメリカは2005年時点ですでに国民の約47%が大腸がん検診を受診しており、それに付随して大腸がんで亡くなる方も年々減少しています。日本の皆さんも進んで大腸がん検診を受診し、大腸がんで亡くなる方が一日でも早く減ることを願っています。
(※3:国立研究開発法人国立がん研究センター, がん検診受診率, 全国の受診率2022年)

 

3. 当院の大腸カメラ検査について
当院の大腸カメラ検査は、下記のような特徴があります。
 ・ 鎮静剤・鎮痛剤によるリラックスした検査
 ・ 最新の内視鏡検査機器の導入
 ・ 「下剤を飲まない大腸カメラ」の実施
 ・ 院内で下剤服用が可能なトイレ付完全個室完備
 ・ 無送気軸保持短縮法
 ・ お腹の張りを抑える二酸化炭素送気
 ・ 大腸ポリープ切除が可能
 ・ 検査終了後は寝たままリカバリールームに移動
 ・ 土曜の検査が可能

当院では、「患者様に寄り添った丁寧で優しい医療」を心がけております。
大腸カメラ検査に対し、”苦痛”や”痛そう”といったマイナスのイメージを持たれる方が多いかと思いますが、当院ではリラックスして大腸カメラ検査を受けることができますので、検査を受けることをご検討されている方は、当院へお越しください。

当院の大腸カメラ検査の特徴の詳細は下記よりご覧頂けます。
https://www.soen-naika.com/colon/#a03

 

4. まとめ
本記事では、「大腸カメラ検査の受診率」についてご紹介しました。
まとめると、
・ 日本における、大腸がんの罹患数と死亡数は男女それぞれにおいて上位
・ 日本の大腸がん検診の受診率は45.95%であり、且つ世界的に見ても大腸がんで亡くなる方の数が多い
上記のように、日本における大腸がんの死亡数は高い数値にも関わらず、大腸カメラ検査や大腸がん健診の受診率は低い傾向にあります。
大腸がんは早期に発見することができれば、治せる可能性がとても高くなります。
自覚症状がある方や年齢が40歳を超えている方は、大腸カメラ検査を受けることをおすすめしております。

 

以上が「大腸カメラ検査の受診率」についてでした。
こちらの記事によって大腸カメラ検査を受ける理由の参考にしていただけたら幸いです。
当院では、患者様にご安心して検査を受けて頂くため、十分配慮しております。
大腸カメラ検査を受けることをご検討されている方は、下記より詳細をご覧頂けます。
https://www.soen-naika.com/colon/#a01

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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