消化器内科とは
消化器とは、栄養素を身体に吸収する際に働く器官です。消化器内科では、食道・胃・十二指腸・大腸・小腸の消化管に加えて、すい臓・肝臓・胆のうなど消化器全体を診療しております。患者様の症状に応じて、内視鏡検査(胃カメラ検査・大腸カメラ検査)をはじめ、レントゲン検査・腹部超音波検査・CT検査・血液検査など必要な検査を行っており、適切な治療を提供しております。
対応疾患
当クリニックでは、幅広く消化器疾患を診療しております。気になる症状やお悩みがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
- 急性胃炎
- 慢性胃炎
- 逆流性食道炎
- 胃ポリープ
- 胃潰瘍
- 胃がん
- 小腸がん
- 大腸ポリープ
- 大腸がん
- 食道がん
- 直腸がん
- クローン病
- 急性虫垂炎
- 胆のう結石(胆石)
- 脂肪肝
- B型肝炎
- C型肝炎
- アルコール性肝炎
- 肝硬変
- すい炎
- 膵のう胞
- すい臓がん
- 機能性胃腸障害(機能性ディスペプシア)
- 十二指腸潰瘍
- 過敏性腸症候群
- 潰瘍性大腸炎
- アニサキス症
- 虚血性腸炎
- 慢性便秘症
- ピロリ菌感染検査と除菌治療
- 大腸憩室
など
腹部超音波検査
人の耳に聞こえない周波数の高い音波を用いて、身体の病変や臓器を画像として確認します。音波を臓器に向けて発し、返ってくる反射波によって画像を映し出しています。エコー検査とも呼ばれることもあります。音波なので放射線被ばくがなく安全性が高い検査です。
上腹部超音波検査で分かること
腹部大血管・すい臓・腎臓・肝臓・胆道・ひ臓などの観察ができます。検査にかかる所要時間は10~15分程です。画像の描出には、体内にある空気や脂肪・ガス・骨などが影響します。高度の肥満や術後などの条件によって、超音波が臓器まで到達せず、観察できないことがあります。上腹部超音波検査では、肝臓や胆のう、膵臓の癌や、脂肪肝・胆のうポリープ・胆のう結石、膀胱炎、前立腺肥大などが分かります。
注意事項
検査当日は、食事厳禁です。飴やガムも避けてください。水分補給は、糖分や脂肪分の含まない水やお茶などの飲み物でしたら摂取できます。なお、検査当日に食事をしていた場合は、検査を延期させていただくこともあるためご注意ください。
お勧めする方
- 血液検査や尿検査で高値項目があった場合:肝機能(Bil、AST、ALT、ALP、γGTPなど)、尿潜血陽性
- 腹部痛の原因を調べる場合(すい炎・胆石症・腎結石・胆嚢炎)
- お酒をたくさん飲む方
- 40歳以上の方
- 妊娠の可能性のある方やペースメーカーを挿入されている方、年少者でCT検査による被ばくを避けたい方
検査費用
1割負担 | 3割負担 | |
---|---|---|
腹部超音波検査(肝臓・胆のう・膵臓・腎臓・膀胱など) | 約600円 | 約1,800円 |
腹部CT検査
CT検査とは
Computed Tomography(コンピューター断層撮影法)の略で、X線を身体の周り360度あらゆる角度に照射します。身体の断面を撮影して画像化します。X線は、臓器や組織などによって通過しやすさが異なります。通過したX線量の差のデータを収集し、コンピューター処理によって身体内部を画像化できます。
腹部CT検査とは
超音波検査(エコー検査)ではガスや脂肪などの体内の状況により見えにくい部分も、腹部CT検査では身体深部の臓器まで描出することができます。肝臓・すい臓・ひ臓・胆のう・小腸・大腸・膀胱・子宮・卵巣など、腹部臓器すべてを確認できます。造影剤を使用した検査には劣りますが、腹部臓器原発とする肝臓がん・すい臓がん・胆道がん、腎臓がんなど、悪性腫瘍の有無や、腸炎も調べられます。検査にかかる所要時間は約10分です。
CT検査は食事制限がなく、短時間で終了するので、患者様の負担が少なく済みます。お腹全体を検査することができるため、より精密な結果がわかります。
検査を受けられない方
- 妊娠中・妊娠の可能性のある方
- ペースメーカーを挿入されている方
- 検査前にバリウム検査を受けた方
検査の注意事項
食事や水分の制限はありません。予約も不要です。
検査費用
1割負担 | 3割負担 | |
---|---|---|
CT検査 | 約1,500円 | 約4,500円 |