いびき

いびきとは?その仕組みとメカニズム

いびきは、多くの人が経験する現象ですが、原因や影響は個人によって大きく異なります。

習慣の問題から、体型や生活環境、さらには重大な疾患が関係している場合もあります。

いびきの原因や対策方法、そして治療の選択肢について詳しくご紹介します。

適切な対処で健康的な睡眠を取り戻しましょう。

いびきは、睡眠中に気道を通る空気が喉や鼻の粘膜、筋肉を振動させることで発生する音です。特に次のような条件が重なると、いびきが起こりやすくなります。

気道が狭くなる状態

睡眠中、喉や舌の筋肉が緩むことで、気道が狭くなることがあります。

肥満の方では、気道周囲の脂肪組織が気道を圧迫しやすくなります。

空気の通り道を妨げる要因

鼻詰まりがある場合、口呼吸が増えることで喉が振動しやすくなります。

寝る姿勢(仰向けなど)や枕の高さも、気道を圧迫する要因となります。

いびきの音の強さや頻度は個人差が大きく、軽度のものから、日常生活や健康に悪影響を及ぼす重度のものまで幅広く見られます。

いびきをかきやすい人の特徴

いびきをかきやすい方には、以下のような共通点があります。

これらがいびきのリスク因子として働く場合が多いです。

体型・身体的特徴

  • 肥満気味(特に首周りに脂肪が多い)
  • 顎が小さく後退している
  • 鼻中隔彎曲症やアデノイド肥大など、鼻や喉の構造的な異常がある

生活習慣

  • 寝る前の飲酒や睡眠薬の使用
  • 過度の疲労やストレスの蓄積
  • 慢性的な口呼吸

その他の症状や兆候

  • 起床時に喉が乾いている
  • 慢性的な鼻詰まり
  • 家族やパートナーから指摘される大きないびき

これらの要因は相互に影響し合い、いびきの原因となることがあります。

病気が原因のいびきについて

いびきが一時的なものでなく、頻繁に発生する場合、以下の病気が原因である可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

症状: 睡眠中に呼吸が一時的に止まる、または不十分になる状態。

リスク: 高血圧、心疾患、脳梗塞、糖尿病のリスクが増加。

兆候: 日中の強い眠気や集中力の低下、起床時の頭痛。

鼻や喉の疾患

蓄膿症や鼻中隔彎曲症による鼻詰まりが原因となることがあります。

扁桃肥大やアデノイド肥大も、気道を狭める要因です。

その他の疾患

肥満低換気症候群(肥満が原因で呼吸が不十分になる疾患)

神経筋疾患による気道閉塞

いびきの背景には、これらの疾患が潜んでいる可能性があるため、専門的な診断が必要です。

いびきが健康に与える影響

いびきは放置すると、以下のような健康リスクを引き起こす可能性があります。

睡眠の質の低下

日中の眠気や疲労感が強まります。

家族やパートナーへの影響

大きないびきが周囲の睡眠を妨げることもあります。

慢性疾患のリスク増加

高血圧や心血管疾患、糖尿病の発症リスクが高まります。

いびきの対策と治療法

自宅でできる対策

  • 体重管理: 肥満を解消することで、気道の圧迫が軽減されます。
  • 適切な睡眠姿勢: 横向きで寝ることで、気道の閉塞を防ぎます。
  • アルコールや薬剤の見直し: 寝る前の飲酒や薬剤使用を控えます。
  • 自分に合った枕を選ぶ:

高すぎる枕や柔らかすぎるマットレスは気道を圧迫するため、適切な高さや硬さを選びましょう。

当院での診断と治療

当院では、以下の診断・治療を提供しています。

簡易検査

自宅で睡眠中の呼吸状態や酸素飽和度を測定する検査です。

簡易検査の費用

3割負担の方で3,000円程になります。

睡眠時ポリグラフィー検査(1泊入院検査)

睡眠中の呼吸状態や酸素飽和度を測定する検査です。

※専門の医療機関にご紹介します

CPAP療法

持続陽圧呼吸療法により、気道を広げ、無呼吸状態を防ぎます。

鼻や喉の治療

必要に応じて外科手術や薬物療法を行います。

※専門の医療機関にご紹介します

当院のいびき治療の特徴

当院では、いびきや睡眠時無呼吸症候群に特化した診療を行っています。

最新の検査機器を導入し、正確な診断を行い、専門的な治療と生活習慣改善指導を組み合わせ、患者様一人ひとりの最適な治療を提供します。

睡眠中の快適さと健康リスクの低減を目指しています。

いびきや睡眠時無呼吸症候群にお悩みの方は、早めの受診をおすすめします。

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